special zone照葉樹林に抱かれた
ワイン特区
花瀬ワイナリーは鹿児島県錦江町田代に位置します。西日本随一の照葉樹林が広がる地域で、鹿児島県でも寒冷な地域。昼夜の寒暖差があり、豊かな農産物を生み出す地としても知られています。
花瀬ワインに取り組むクラシックブドウ浜田農園は、この地におけるブドウ栽培の先駆者。ブドウの栽培技術を高めながら、栽培面積を拡大し、「花瀬観光ぶどう農園」としても多くの方々に楽しまれています。
なかでもユニークなのは、モーツァルト等のクラシック音楽を農園内で流していること。毎年7月にはブドウ農園内でクラシックコンサートも開催しています。
そして2021年3月、クラシックブドウ浜田農園のブドウ産業に目を付けた錦江町が、構造改革特別区域法に基づく「ワイン特区」認定を取得しました。年間2キロリットルからのワイン醸造が可能となりました。
historyワインづくりへの道
昭和50年代
「花瀬の地に良いお土産を…」と、
父が突然ブドウを植える。
昭和63年
父の勧めで鹿児島県立農業大学校果樹科へ入学した年に、
父がくも膜下出血で急逝。
周囲の人にブドウ栽培を助けていただきながら、どうにか大学卒業。
鹿児島きもつき農協に就職し、ブドウ栽培と両立していたが、
4年目に観光農園のめども立ち退職し、専業農家へ。
台風や大雨、火山灰に悩まされながら
ブドウ栽培の工夫を続ける。
この頃から将来を考えるように。
「いつかは自分のブドウでワインを」
クラシックを聴かせて牛や豚を飼育する話をヒントに、
ブドウをクラシックの音色響き渡る農園で栽培することを開始。
「ブドウを楽しむ方法はないか…」と考え、
フルーツソースやジェラートなど
加工品の製造を開始。
傍ら、農閑期にワイナリーへの
訪問・情報収集を実施。
定期的な製造研修を
継続。
- 香月ワインズさん(宮崎県)
- 巨峰ワインさん(福岡県)
- 各産地のワイナリーさん
には大変お世話になっています。
「いつか花瀬にワイナリーを」の
想いを抱きながら。
ワイン向きのブドウ品種の栽培を開始。
ワイン製造の準備段階として
自社農園産ブドウを使ったワインを、
他ワイナリーに製造委託。
令和3年、着想から20数年。
念願のワイナリー建設を決定。
ブドウ苗と棚資材の資金調達として
クラウドファンディングで
131名の方にご支援をいただく。
令和4年、花瀬ワイナリーを開設。
令和5年、初めての醸造。
令和6年、お披露目試飲会を開催。
2月20日に販売開始。